レジストデータのバックアップ
EL-90/70/50/37
バックアップ
ディスク・ヘルパー
というものが出てきました。
懐かしいです。
家庭にパソコンが無かった時代の産物です。
「クリックで拡大できます」
EL-87以降、内蔵MDR本体に、
FD(フロッピー・ディスク)からFDへコピーする機能が付いたので、
EL-87以前のELシリーズのMDRでも、
コピー・モードにするためのツールだったと思います。
「クリックで拡大できます」
パソコンがあれば、必要なかったかもしれないけれど、
2DDのFDでも、2HDのFDでも、コピー出来たこと、
HS-8のFDでも、ELシリーズのMDRでコピー出来たので、
けっこう重宝してました。
EL-900mのMDRにも、コピー機能は付いてるけど、
EL-900mが家に来たのが2009年ということもあって、
あまり活用してなかったな~
ELシリーズのFDって、プロテクトがかけてあるので、
MDRのコピー機能で、コピーに失敗しましたと出るし、
出番ないんですね。
以前、どこかに書きましたが、
HS-8時代のFDには、
最後までプロテクトはかけてありませんでした。
たとえば、このディスク、HS-8曲集のものです。
これを、EL-900mのMDRに入れても、
データは読み込めませんが、Pr(Protect)が出ないので、
右下の▽ボタンを押しながら、
MDRのレコードのLOWERを押すと、
コピー(バックアップ)出来ます。
FD自体、過去の記録メディアになりつつあるけれど、
いまだに、HS-8も使っているので、FDは、まだまだ必需品です。
HS-8は2DDのFD、
EL-90も、最初は2DDのFDで、
ある時期から2HDのFDが使われるようになったけど、
はざかいきの頃は、
「2DDのFDの方が、エラーしにくい」なんて、
記録容量の少ない2DDの方を、
パソコンに詳しい人ほど、あえて使っていました。
そう言われてみると、私の経験上、
FDは数枚だめになってしまったけど、
そういうのって、2HDのFDばかりでした。
ミューマのFD商品も、そういう訳ではないかもしれないけれど、
2DD時代が長かった気がします。
FDも、USBフラッシュメモリーも、
経年劣化で使えなくなったりします。
そうでなくても、突然、データが飛ぶことってあります。
バックアップは必須ですが、バックアップ出来るのは、
自作データとか、講座でいただけるデータだけ。
講座でいただけるデータには、プロテクトがかけてないので、
いろいろ使いまわせて、とても便利です。
講座を受講してくれた人へのおみやげとか、サービス、
そんな意味があるのでしょうが、
そういうデータがいただけると嬉しかったです。
プロテクトをかけてあるデータのバックアップ、
これには、頭を悩ましました。
1994年頃、エレクトーンを弾く知人に、
パソコンの専門家の男性がいて、
その人に、FDのバックアップをとってもらったことがあります。
当時は、FDを使うエレクトーンは、
HS-8しか所有してなかったので、
他の人ほど、プロテクトで困ったことはなかったのですが、
ア・ラ・モード曲集だけは、HS-8、EL-90共用だったので、
演奏データの部分にプロテクトがかかっていて、
この曲集のFDだけ、バックアップが欲しかった。
それで、ア・ラ・モード曲集のFDだけ、
空の2DDのFDと一緒に預けて、
バックアップをとってもらいました。
EL-90用の市販曲集にFDが付属するようになって、
ずいぶん便利になりましたね。
でも、市販曲集のFDには、プロテクトがかけられてしまって、
EL-90本体からFDを抜くと、
その時使っていたレジストボタンの音色は本体に残るけど、
レジストボタンを押し替えると、データが消えてしまう。
まあ、EL-90時代は、バックアップを取ろうと思えば、
取れないこともなかったけど、
ユーザーボイスとかユーザーリズムもバックアップするとなると、
けっこうめんどうだったみたいです。
EL-900が発売されても、
あいかわらず自宅はHS-8だったのですが、
曲集を何冊か購入したので、
久しぶりに、くだんの知人に、FDのバックアップを頼んだら、
「2HDのFDだと、プロテクトはずせないかもしれません。
2DDのは、プログラム作って、それではずしてたんだけど」
と言われてしまって、どうしたものかな~と思っていました。
2009年になって、EL-900mを中古購入して一番困ったのが、
ヤフオクで購入した曲集のFD。
人が使っていたFDって、劣化してることも多いし、
バックアップ出来ないと大変だな~と思っていました。
「主人がパソコン関係の仕事してるから、
プロテクトはずしてもらってる」
なんていう人がいると、うらやましく思ったものです。
プロテクトがかかったままの丸ごとコピーなら、
Windowsのコマンドプロンプトで出来るので、
バックアップという意味ではいいのかもしれませんが、、、
なので、ヤマハが、MDR-5を発売して、
1回だけFDのバックアップを、MDR-5変換で、
USBにコピー出来るようにしてくれたということは、
画期的なことだと思いました。
MDR-5変換で思い出したのですが、
EL-900時代のデータを、ステージアで編集するのに使う変換で、
EL→ELS変換というのがあります。
http://yamaha.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/1148/session/L2F2LzEvdGltZS8xNDU4NzE0NzU3L3NpZC91Q2t5VjlNbQ%3D%3D
ELS変換は、1ソング、1回しか出来ないので、
ヤフオクでFD付きを購入する時は、
ELS変換してあるという記述がけっこう見られます。
MDR-5変換してあるという記載があるものは、注意してますが、
ELS変換してるソングに関しては、
気にしなくていいみたいです。
ステージア発売直後の講座で、デモンストレーターの方が、
「ELS変換してるソングを、再度変換したい場合は、
ちょっとした裏ワザを使って出来ます」
と、実演してくれたのですが、
FD内で、ELS変換してるソングを、ソングコピーして、
ソングコピーしたもので、変換してました。
その時に、
「 ステージアが、さいしょスマートメディアを採用したのも、
プロテクトがはずしにくいメディアだったからで、
USBだと、はずされてしまう確率が高い」
なんてことも、話してくれました。
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