矢口理津子さんのソロアレンジ講座
札幌へ越してきてから、荷物の整理にかまけていて、
エレクトーンはほとんど弾いてないし、
エレクトーン講座は、こちらへ来てから、はじめてでした。
ステージアELS-02を間近で見るのも、久しぶりなら、
ヤフオク以外で、エレクトーン曲集を購入するのも、
何年ぶりだろうなんて、思ってしまいました。
講座で使用した曲集。
9・8級用のスタイリッシュベース。
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9・8級用なんて、ふだんは、まず買わない。
それで、せっかくアレンジのシカケとか、説明してもらったので、
次の日に、久しぶりに、レジストデータを購入しました。
EL-900m用は、MDR-5用があるので、
パソコン経由で購入しました。
「クリックで拡大できます」
9・8級だから、初見で行けると思っていたのが、
意外と難しくて、ええっという感じ、
8級って、こんなに弾きごたえあった?
ずっとエレクトーンにさわってなかったから、
なんて、自分に弁解しつつ、
MDRでテンポ落としたりしながら、いちよう、全曲弾いてみました。
講座の方は、もう十日程前になるのですが、
矢口 理津子さんの、ソロアレンジの講座。
内容は、大きく分けて3つあって、
さいしょが、この曲集のPLAY & TALK的なもの。
エレクトーンのアレンジに、
どうやってアプローチするのかということで、
伴奏形をどんなものにするか、
何調、何拍子、どれくらいのテンポにするか、
オーケストラのスタイルにするか、
クラシックにするんだったら、こんな曲を聴いてとか、
レジストメニューを使ったり、
ユーチューブを聴いて、イメージを持つ。
曲集のアレンジでは、
「アイディア、3つくらい出して、他の人とぶつからないようにする」
ということで、
伴奏形のスタイルを決めて、
音色設定、
リハモニゼーションしたり、
ベースは、スタッカートで弾くのにはめ込んで、
(この曲集は、
長野 洋二さんのエレクトーン・ベース奏法 と連動してるので)
あと、イントロの付け方とか、
アカンパニメントは、探すのがたいへんで、こんなところに
1時間くらいかかっているという話しなど、
アレンジする上での、隠し技をいろいろ教えてもらいました。
今回、解説、演奏出来なかった残りの3曲についても、
同じように、分析したり、プロの技を探してくださいということ。
ふたつ目は、グリーンスリーブスを、レジストメニューを使って、
8級と6級用に、1コーラス、アレンジしてきたもので、
楽器店のスタッフの方が、
矢口さんに、書下ろしアレンジをお願いしたら、
ほんとに実現してしまった、超お得な企画です。
8級用は、SR オーケストラ 3 を使ったアレンジ。
6級用は、ビッグバンドトゥッティ を使ったアレンジ。
ビッグバンドトゥッティに、サックスの音が入ってないので、
それだけ、別のところから持ってきたということ。
サックスの音で思い出したんだけど、
その辺も、一因かなと思ったりしてますが。
サックス・プレイヤーの方が、
「最近のエレクトーンは、いろんないい音が入ってるけど、
サックスの音はあまりよくない」
と言ってたことがあります。
実際のサックスの音の出し方を知らないと、
みょうな弾き方になるので、
2コーラス以降は、これを参考にして、
アレンジしてくださいという趣向になっていました。
三つ目は、最近の矢口さんアレンジの 出版物から、
アイディアをいろいろ盛り込んであるのでと、
ジュ・トゥ・ヴと、陰陽師を弾いてくれました。
ジュ・トゥ・ヴは、
「ピチカートの音色だと、弾いていても、
アカンパニメントを鳴らすことが出来るので、カラオケの様にしてある」
という話しなので、
そんなところを確認しつつ、弾いてみたいなと思いました。
STAGEA・EL クラシック 9~8級
Vol.5 どんどん弾ける 超!定番クラシック
に入ってるので、弾いてみようと思います。
陰陽師(おんみょうじ)は、フィギュアスケートの羽生結弦選手が、
この曲を使っていて、有名になりましたが、
「和楽器独特の、拍子がとれない拍子を、
無理やり、リズムに入れてくださいっていうオーダー」
でアレンジしたということ。
このアレンジも弾いてみたかったので、調べたら、
STAGEA エレクトーンで弾く Vol.42 (7~5級) フィギュアスケート8
対応機種 ELS-02C, ELS-02X, ELS-02, ELS-01C, ELS-01X, ELS-01, ELB-01
と、ステージアのみの対応になっていたので、あきらめました。
むかしの曲集みたいに、レジストに頼らないアレンジだと、
そんなことなかったんだけど、
今の曲集は、
アレンジとレジストがセットみたいになってしまって、
対応機種を持っていないと、
アレンジした本人のレジストが使えないので、
あまり意味がないんですね。
逆に言うと、対応機種さえあれば、
アレンジした本人のレジストで弾ける、
というメリットもあるのだけど。
講座で教えてもらった、
アレンジする上での、いろんな技を確認しながら、
曲集を弾いてみると、すごく勉強になります。
エレクトーンの楽譜は、
ピアノに比べて、値段が高過ぎると思っていたけど、
アレンジした人のいろんな苦労が凝縮してるんだな~と、
思いました。
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