矢口理津子さんのソロアレンジ講座

2021年3月12日STAGEA 関連

 

 

札幌へ越してきてから、荷物の整理にかまけていて、
エレクトーンはほとんど弾いてないし、
エレクトーン講座は、こちらへ来てから、はじめてでした。
ステージアELS-02を間近で見るのも、久しぶりなら、
ヤフオク以外で、エレクトーン曲集を購入するのも、
何年ぶりだろうなんて、思ってしまいました。


 

 

講座で使用した曲集。
9・8級用のスタイリッシュベース。      

 

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9・8級用なんて、ふだんは、まず買わない。
それで、せっかくアレンジのシカケとか、説明してもらったので、
次の日に、久しぶりに、レジストデータを購入しました。

EL-900m用は、MDR-5用があるので、
パソコン経由で購入しました
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9・8級だから、初見で行けると思っていたのが、
意外と難しくて、ええっという感じ、
8級って、こんなに弾きごたえあった?
ずっとエレクトーンにさわってなかったから、
なんて、
自分に弁解しつつ
MDRでテンポ落としたりしながら、いちよう、
全曲弾いてみました。

 

講座の方は、もう十日程前になるのですが、
矢口 理津子さんの、ソロアレンジの講座。

内容は、大きく分けて3つあって、
さいしょが、この曲集のPLAY & TALK的なもの。

 

エレクトーンのアレンジに、
どうやってアプローチするのかということで、

伴奏形をどんなものにするか、
何調、何拍子、どれくらいのテンポにするか、
オーケストラのスタイルにするか、
クラシックにするんだったら、こんな曲を聴いてとか、
レジストメニューを使ったり、
ユーチューブを聴いて、イメージを持つ。

曲集のアレンジでは、
「アイディア、3つくらい出して、他の人とぶつからないようにする」
ということで、
伴奏形のスタイルを決めて、
音色設定、
リハモニゼーションしたり、
ベースは、スタッカートで弾くのにはめ込んで、
(この曲集は、
長野 洋二さんのエレクトーン・ベース奏法 と連動してるので)
あと、イントロの付け方とか、
アカンパニメントは、探すのがたいへんで、こんなところに
1時間くらいかかっているという話しなど、

アレンジする上での、隠し技をいろいろ教えてもらいました。

 

 

今回、解説、演奏出来なかった残りの3曲についても、
同じように、分析したり、プロの技を探してくださいということ。

 

ふたつ目は、グリーンスリーブスを、レジストメニューを使って、
8級と6級用に、1コーラス、アレンジしてきたもので、
楽器店のスタッフの方が、
矢口さんに、書下ろしアレンジをお願いしたら、
ほんとに実現してしまった、超お得な企画です。

8級用は、SR オーケストラ 3 を使ったアレンジ。

 

6級用は、ビッグバンドトゥッティ を使ったアレンジ。

 

ビッグバンドトゥッティに、サックスの音が入ってないので、
それだけ、別のところから持ってきたということ。

サックスの音で思い出したんだけど
サックス・プレイヤーの方が、
「最近のエレクトーンは、いろんないい音が入ってるけど、
サックスの音はあまりよくない」
と言ってたことがあります。
実際のサックスの音の出し方を知らないと、
みょうな弾き方になるので、

その辺も、一因かなと思ったりしてますが。

 

2コーラス以降は、これを参考にして、
アレンジしてくださいという趣向になっていました。

 

三つ目は、最近の矢口さんアレンジの 出版物から、
アイディアをいろいろ盛り込んであるのでと、
ジュ・トゥ・ヴと、陰陽師を弾いてくれました。

ジュ・トゥ・ヴは、
「ピチカートの音色だと、弾いていても、
アカンパニメントを鳴らすことが出来るので、カラオケの様にしてある」
という話しなので、
そんなところを確認しつつ、弾いてみたいなと思いました。

STAGEA・EL クラシック 9~8級 
Vol.5 どんどん弾ける 超!定番クラシック
 
に入ってるので、弾いてみようと思います。

陰陽師(おんみょうじ)は、フィギュアスケートの羽生結弦選手が、
この曲を使っていて、有名になりましたが、
「和楽器独特の、拍子がとれない拍子を、
無理やり、リズムに入れてくださいっていうオーダー」
でアレンジしたということ。

このアレンジも弾いてみたかったので、調べたら、
STAGEA エレクトーンで弾く Vol.42 (7~5級) フィギュアスケート8 
 対応機種     ELS-02C, ELS-02X, ELS-02, ELS-01C, ELS-01X, ELS-01, ELB-01

と、ステージアのみの対応になっていたので、あきらめました。


むかしの曲集みたいに、レジストに頼らないアレンジだと、
そんなことなかったんだけど、
今の曲集は、
アレンジとレジストがセットみたいになってしまって、
対応機種を持っていないと、
アレンジした本人のレジストが使えない
ので、
あまり意味がないんですね。
逆に言うと、対応機種さえあれば、
アレンジした本人のレジストで弾ける、
というメリットもあるのだけど。

 

講座で教えてもらった、
アレンジする上での、いろんな技を確認しながら、
曲集を弾いてみると、すごく勉強になります。
エレクトーンの楽譜は、
ピアノに比べて、値段が高過ぎると思っていたけど、
アレンジした人のいろんな苦労が凝縮してるんだな~と、
思いました。     

 

       

2021年3月12日STAGEA 関連

Posted by ふみえ